うつになりやすい方の特徴として、まじめで几帳面な性格や、責任感の強さなどが挙げられます。さらには、身の回りの方へ自分がうつであることを隠すのも、その特徴のひとつです。このように、周囲に相談できない方ほど、うつになりやすいと言える側面があります。身の回りの方に相談できないときは、心療内科で医師に相談するという方法がありますから、ぜひご検討ください。
2002年に行われた厚生労働省の調査によると、日本では15人に1人が生涯のうちにうつ病にかかるおそれがあると考えられています。うつ病は誰もがかかる可能性のある病気なのです。ところが、このうちで実際に医療機関を受診しているのはごく一部であり、患者様のうち4人に3人は医療機関を受診していない実態が明らかになりました。
つまり、本当はうつ病の治療を受けるべきであるのに、専門の医師による治療を受けられていない方が、数多くいらっしゃるということです。「うつかもしれない」と感じたら、医療機関でご自身に必要な治療を受けていただくことをおすすめします。
(データ参考:http://www.cocoro-h.jp/untreated/overview/population.html)
うつになりやすい社会人は、平気で残業をしたり、有給休暇を使わなかったり、休職したにもかかわらずすぐに復職したりといった特徴が見られます。健康的に働くために、これらの傾向がないかどうか、改めて見直してみてください。
憂鬱な気分、ものごとに興味や喜びを感じられない、食欲の減退、不眠、慢性的な疲れ、焦燥感、決断ができない、集中力がない……これらの症状のうち半分以上が2週間以上にわたり毎日続けて見られるときは、うつが疑われます。また、「逃げ出したい」や「死にたい」という考えが頭に浮かんでくるときも、注意が必要です。症状が悪化してしまう前に、医師による治療を受けることをおすすめします。
身の回りに相談できる方がいないと感じるときは、広島市の心療内科「立町クリニック」へお気軽にご相談ください。心と体を専門とする医師が、身近な方にはなかなか言えないお悩みをお伺いいたします。ご家族やご友人や同僚の方には言えないことも、第三者であり専門家である心療内科の医師が秘密厳守でお聞きしますので、ぜひ足をお運びください。