統合失調症とは、心でなく脳内に起きている病気です。この病気にかかると、何かしたいと思っても目的に向かって考えを上手くまとめられません。
病状は、現実には存在しないものが見える幻覚などの「陽性症状」と、思考力など元々から備わっていた機能が低下する「陰性症状」の2種類に分かれます。病気の初期段階は急性期であり陽性症状が現れやすいですが、それに続く消耗期には陰性症状が目立つ傾向にあります。
発症年齢は10代後半~30代、とくに思春期でも後期となる10代後半と20代の若年層が中心です。一般的には100人に1人の割合で発症しますが、身内に発症した人がいると発症リスクが高まると言われます。
はっきりした原因は、まだ解明されていません。主な要因として、遺伝や妊娠・出生時のトラブルが挙げられています。また出生後のストレスが、脳の機能に変化をもたらす引き金と考えられています。先天的な要因により脳がストレスに対して敏感になっているところに、進学や就職など大きな精神的負担が与えられ、脳の機能に異常を起こす、という見方も最近ではなされています。
統合失調症は、すぐに回復を見込める病気ではありません。しかし、長い時間をかけ適切な治療を継続すれば社会復帰も望めます。
発症率約1%の病気とは言え、年齢関係なく誰が発症しても不思議はありません。特殊な病気にかかってしまったと悩まず、専門医に診てもらうことをおすすめします。広島市に在住であれば、市内の立町クリニックにご相談を。若年層の患者様も多く来院されており、10代の人も年齢を気にせず足を運べます。
所在地は広島市の中心部であり、広電立町電停からは徒歩1分の距離です。内科・心療内科・精神科などがあり、うつや不眠といった心身症も専門的に扱っています。統合失調症が疑われる症状に限らず、何かおかしいと感じたときには遠慮なく相談してください。
診療時間は、9時~12時30分と15時30分~18時です。予約制ではなく、初診の場合は事前に電話する必要がありますが、詳細はホームページにて確認できます。思うように考えがまとまらないなど不安を抱えている人は、まずはクリニックに足を運んで悩みを打ち明けてください。