ADHDとは、不注意・多動性・衝動性といった傾向が見られる症状です。子供の頃からずっとこのような症状に悩まされている方も多くいらっしゃいます。
ADHDの具体的な症状には、子供の場合、次のようなものがあります。
子供の場合、遊具の順番を待てずに割り込んだり、ダダをこねたりといった目立った症状が出るため、ADHDが判明するケースも少なくありません。しかし、症状の出方に変化があるものの、大人になってから強い多動性や衝動性の症状が認められる方もいます。よく起こるのは、次のような症状です。
これらの症状に悩んでいる方は、ADHDを疑ってみましょう。
ADHDは外から分かりづらい病気であるため、患者様の中には自分を責める方や、悪気があって行動していると周囲に誤解されてしまう方も多くいらっしゃいます。ADHDは薬物療法やカウンセリングで改善していくことが可能ですので、症状が認められる場合は早期治療を心がけてください。
ADHDの方は、脳内の神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンの作用が不足しています。そのため、治療法は不足している神経物質を増やす働きのある薬の処方が一般的です。薬によって神経物質の働きが活性化することで、ADHDの症状が緩和されると考えられています。
カウンセリングでは、まず医師が問診で現状を確認します。日常生活で困っていることや、普段の生活の様子、得意な分野といったことを医師に伝えてください。子供の頃の様子やこれまでの病歴といったような、過去のことも聞かれるでしょう。その後、月に1~2回通院し、治療をしていきます。
病院へ行ったことでADHDの症状が和らぎ、日常生活が送りやすくなったという方も数多くいらっしゃいます。不注意・多動性・衝動性といった症状にお悩みの方は、広島市の心療内科に相談してみましょう。